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気になるニュース1.20 [ライター的]

▼日経がJAL機と海上保安庁機との衝突事故をビジュアルで再現
日本経済新聞が「JAL機炎上、そのとき何が 検証・羽田空港衝突事故」と題するビジュアルコンテンツを公開。

このビジュアルコンテンツはすぐれモノだ。
JAL機が新千歳空港を出てから羽田空港上空に至り、そこから着陸態勢に入り、着陸→事故→炎上→乗客の避難と、ポイントをビジュアルとともに解説。時系列でトピックが表示されるため、衝突事故のポイントがよくわかる。再現の場に立ち会っているような臨場感がある。
最後に今回の事故への疑問点が提示されている。
ぜひご覧いただきたい。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/haneda-runway-collision/
「JAL機炎上、そのとき何が 検証・羽田空港衝突事故」

この事故について、次第にテレビで続報が見られなくなった。
私の素朴な疑問は、航空局の責任にはほとんど触れられていないことだ。
「週刊文春」(1月25日号)もそこに疑問を呈している。
素人なりに、考えるのは以下のようなことだ。
そもそも空港内の衝突事故を防ぐ役割は誰が担っているのか。
間違いなく管制塔にいる管制官たちだ。
しかし事故後、いち早く航空局は、「こちらの指示は正しかった」と表明。その結果、海保機パイロットもしくはJAL機パイロットのミスであることを暗に示唆した。
その後の検証で、着陸態勢にあるJAL機は、滑走路上の海保機がいることを視認できなくとも仕方がなかったという見方が多く紹介されている。
その海保機パイロットのミス、というイメージが定着しつつある。
本当だろうか。

素人なりに想像してみる。
被災地への緊急物資を積んだ臨時の航空機が飛び立とうとしている。本来、管制官は通常の航空機の発着よりも、慎重になるところだろう。それが滑走路に侵入したことを見ておらず、さらにはモニターで危険を表す表示があったことにも気づかないというのは、やはりおかしい。

改めて問う。航空機同士が衝突しないように交通整理をするのは誰の役割なのか。
やはり管制塔にいる管制官だろう。その彼らに責任がない、ということを前提にして調べてしまったら大事な事実が隠されるに違いない。

管制塔で任務を行う管制官の人数が少ない反面、空港の発着は過密。よって全機の視認はできなくても、システム上の危険信号にも気づかなくても、仕方なかったといわれている。
しかしそれは、以前からそのような状況があったという裏付けでしかない。
だとすれば、その状況を放置していたヤツにある、ということになる。

危険な交差点に信号機を設置するには、そこで死亡事故が発生するのを待たなければならない、とはよく聞くことだ。人が死なない限り、地域住民がいくら危険だと訴えても信号機はつかない。
あくまで素人の見方だが、管制塔の監視体制は、これを機に大きく変わるに違いない。

七々三


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