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東京は気温37℃ [雑記]

危険な暑さと言うからどれほどのものかと、通りに出てみた。たしかに暑いは暑い。だが危険というほどのものか…。自宅周辺を歩いてみることにする。

午後の太陽の光がじりじりと白い素肌をさしてくる。人通りがほとんどない遊歩道は静かなものだ。だが私の体は汗もかいてない。中学時代、野球部の夏休みの練習も、この程度ではなかったかなどと、記憶と体感で比較してみる。

5分ほど歩いたところで、異変を感じはじめた。地面から上がってくる熱気で、呼吸がしづらいのだ。吸った息でむせる。

そういえば一昨年、取材に行った大阪吹田のある工場でこんな目に遭った。たしか吹田が全国最高気温をたたき出しニュースになった翌日のことだった。

今、吹いているのは風などではなく、熱気の移動に過ぎない。呼吸による内側からの熱気を浴びてみて、ようやくその危険さに気づいた。

すぐに引き返す。だが5分の道のりの遠いこと。目の前を歩く中年の背中がびっしょりと濡れている。
なぜこの人は、こんな時に歩いているんだ? 

部屋まであと少しというところで、いきなり首筋あたりに汗が噴き出してきた。エアコンに慣れきった身体は、おそろしく鈍感になっいるのだ。遠くで救急車のサイレンが鳴っている。

海の日というけれど、海岸は涼しいのだろうか。ひとまずシャワーを浴びよう。


七々三



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