毎日気になる世界の山火事

毎日のニュースに接してると、嫌でも気になるのが、世界の山火事です。

猛暑のさなか、家を捨てて命からがら逃げ出した人たちが取材に応じる姿を見ていると気の毒になってしまいますよね。

Googleマップには今、世界で起きている山火事の地域を示してくれるレイヤーがあって、それ見るとと、世界地図に数えきれないほどの赤い点が確認できます。スペイン、フランス、アメリカ、シベリア、ギリシア、トルコ、オーストラリア…世界のいたるところで山が燃えているのです。

その背景には地球温暖化の影響があって、世界各地を熱波が襲っています。異常な気温の上昇で山全体が乾燥し、枯れ葉が燃えやすくなるのだそうですね。

「GLOBAL FOREST WATCH」というサイトには、2021年から2022年にかけて山火事で失われた原生林は、地球上にある原生林全体の6.7％にも及ぶとした記事がありました。にわかには信じられない数字です。

森が燃えればCO2が大量に排出されますし、大気汚染も待っています。そのうえCO2の吸収源である森林がなくなれば、ますます温暖化に拍車がかかってしまいます。

各国の企業がCO2削減に懸命になっても、それ以上にCO2吸収源が失われれば、努力も報われません。

しかしこれも人類が野放図にCO2を排出しまくってきた結果。各国の人々が協力して、森が自然に消滅するペースを上回るスピードで植林をしたり、エネルギーシフトをして、克服していくしかありません。

それと同時に、山火事を消しとめる技術が開発されることにも期待したいところです。

日本では今のところ山火事の報告はないですが、桜島が噴火しましたね。現地の人は大変なことと思います。異常気象に天変地異。長引くパンデミック。そして戦争。

重苦しい気分になりがちな昨今ですが、こういう時こそ、努めて自分のペースをキープすることに専念してまいりましょう。



七々三