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「ボンビバーン」常盤貴子さんインタビュー記事掲載号 [人]

常盤貴子さんインタビューの掲載号がようやく仕上がってきました。全国の信用組合の店頭で配布されていることと思います。気軽に立ち寄る場所でもないかと思いますが支店の前を通るようなことがありましたら、ぜひお店に立ち寄って、もらってみてください(この冊子は無料です)。

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常盤さんは、自分を飾らない人、という印象でした。生き方に芯のある方だということもよくわかりました。その常盤さんが、故・大林宣彦監督から学んだこととして語られた、「失敗なんてない」という言葉は特に印象的でした。

大林監督はセリフや舞台のシチュエーションを、当日に突如変えることがよくあったそうです。もちろん用意してきたプランは総崩れ。役者さんにとってこれほど過酷な試練はないわけですが、それをさらっと役者に要求するのが大林監督という方だったんですね。

そこからはもう、監督のイメージをいかに理解するかにかかってくる。ところがそこは天才監督のイマジネーションですから、よくわからないこともあったとか。

気持ちは慌てながらも、力の限り、監督のイメージに近づけようとアイデアを出し、思い切って演じてみると、予想もしなかったような美しい映像になっていたという経験を何度もしてきたと言います。

これはとても深い教えですね。

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観る人の価値観は多様。自分がいくらいいと思った演技も、人によってはイマイチに見えるかもしれないし、失敗だと思ってもすごくいいと感じる人もいる。だから自分で成功や失敗をジャッジしない。その言葉を聞いた時、意外に感じました。

出演された作品を見る限り、彼女はストイックに役に没入し、プランどおり完璧に演じてきた方なのではないかという思い込みが私にあったからです。

もちろんその役をとことん研究し、没入していくプロセスは辿っていることと思いますが、結果を自分で評価しないことにしているというのは、意外であると同時に身体の中から感動の波が押し寄せました。

確かに、自分が精いっぱいやったことですから、成功も失敗もない。そこは見る人の受け止め方に任せる。私もそんな潔さをもって、毎日の原稿に取り組んでいきたいと思います。


七々三




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