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図書館通い [本]

徳冨蘆花が晴耕雨読の生活を送っていた広大な居住地の跡地、蘆花恒春園の近くに引っ越してから、地元の図書館を頻繁に利用するようになりました。

その図書館には「徳冨蘆花コーナー」という小さな一角があり、蘆花にまつわる作品が並んでいるうえ、在りし日の蘆花の写真なども飾ってあります。

昔の作品に出会うのも楽しく、つい立ち寄ってしまうのです。

以前にもこのブログで触れた通り、徳冨蘆花は私の大学の先輩ともいえる存在ですから、そのコーナーに連なっている書籍群のタイトルも、身近な話題が多く、本を開くだけでもワクワクします。一度そこに立ち入ってしまうと1時間でも2時間でもそこを動きたくなくなるんですよね。

今は図書館の面白さを改めて再認識しています。

それと同時に今どきの書店が面白くなくなってしまったことにも気づきます。その要因は、置かれてある本の大半が新刊だけだからなんですよね。

刺激的なタイトルとは裏腹に、あまり自分の感性が鷲掴みされるものがありません。今や新刊本は文化財ではなく商材になり果ててしまったからなんですね。

それに引き換え、図書館にある本は販促の気配などなく、文化財として本が扱われていて、かえって新鮮なんですよね。

もちろん今はコロナ感染のリスクもあるので、長居はできませんが、数少ない外出先のひとつになっています。

しばらくは図書館通いを続けることになりそうです。


七々三
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