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小説を読むことの功罪 [本]

ちょっとした急ぎの原稿を金曜日に頼まれて、いそいそと書いていたら、すっかり更新が遅くなりました。

いろいろと書きたいことはありますが、今日は時間がないので、読みかけの本の話題を。

今頃になって、ずいぶん前に出版された村上春樹の『騎士団長殺し』を読んでいます。といっても、だいたい30冊くらいの本と並行して少しずつ読み進めてきて、いよいよ佳境に入ってきました。

この作品は、ストーリー展開の中で「夫婦」や「不倫」が主な題材になっていて(主題ではないのですが)、性描写も多く、最初はちょっと読みづらいなあと思っていたのですが、挫折を免れて、おそらく今夜中には読み終えるかんという所まで来ています。

だから本当は読み終わって書くほうがいいに決まっているのですが、いま急ぎの原稿を書いているので、途中経過としての話題です。

で、何が言いたいのかというと、ストーリーの持つ力はすごいなということです。

僕は昔から、小説を読むと生活感覚に何らかの支障をきたしてしまって、かかっている原稿にも影響を及ぼしがちなので、ここ数年は小説を避けていたのです。

ところが今年はやはりコロナ禍で心境が変わり、なぜか立て続けに小説を読み始めています。そしてやっぱり支障、とまでは言わないまでも、いわく言い難い影響を感じてます。

もちろん小説の中身を自らの現実生活で辿ってみたなる、といったことではありません。ただ、ふだん使わなくていいところの感性を刺激され、どうも地に足がつかない感じになって、それがどうやら原稿にも影響してしまうということを、今さら再確認しています。

やっぱり小説の力ってすごい。しかも一流の書くストーリーは、圧倒されてしまいます。しかしだからこそ、日常に埋没してしまって鈍くなりかけた感性を揺さぶってくれて、現実をちがった角度から見たり考えたりすることができるようになる。

それこそジェットコースターのように感情がヒリヒリと刺激され、揺さぶられ、目の前のことが全然違って見えてくる。

そんな不思議な感覚を楽しみつつ、目の前の原稿をまとめきり、本も読了したいと思います。

読み終えて何か考えることやら思うことなどありましたら、またご報告します!

ではでは。


七々三


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