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失敗を避ける気持ち [生き方]

昔から失敗ばかりしてきました。

酔って失言をしたことは数知れず。
つい調子に乗って他人の秘密を喋ってしまったり、
カッとなって言わなくてもいいことを口にしたり。

忘れ物も多い。
お店でお金を払ったあと、商品を持たずに店をでるなんてことは日常茶飯事。

むかしからおっちょこちゃいな面があった。

特に、原稿の〆切間際はひどい。
行く場所、行く場所で忘れものはするわ、
財布は落とすわ、大丈夫かと言いたくなる。
大事な話も聞いたそばから忘れるから、
家内にいつも叱られる。

仕事上の失敗は日常生活でのポカにくらべれば、圧倒的にすくないが、
たまたまの失敗が深刻なことになることもあるので、
一つひとつが今も記憶にこびりついている。

ただこうして振り返ってみると、若い頃にくらべれば
今は圧倒的にやらかすことも減ってきました。

その分、何をするにも臆病になってきていることは
自分でも気づいているんだけどね。

この歳になると、失敗が尾を引くし、精神的にも
ダメージが大きい。
なるべく失敗がないように動いている。
ああ、それが年を取るってことなんだよな。

失敗しても、帳消しにできる消しゴムはないものだろうか。

なんて考えるのは、やっぱり失敗しない生き方はつまらない
と思っているからですね。

凹んでも落ち込んでも、「失敗するかもしれないこと」に
挑んでいかないといけない気がしているこの頃です。


七々三



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